傾城阿波の鳴門とは? わかりやすく解説

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けいせいあわのなると〔ケイセイあはのなると〕【傾城阿波の鳴門】

読み方:けいせいあわのなると

[一]歌舞伎狂言時代物三番続き。近松門左衛門作。元禄8年(1695)京都早雲初演和泉国斑鳩(いかるが)家のお家騒動を描く。

[二]浄瑠璃時代物10段近松半二らの合作明和5年(1768)大坂竹本座初演お弓その子お鶴愁嘆を描く8段目「順礼歌の段」が有名で、歌舞伎では舞台どんどろ大師前に改め上演される


傾城阿波の鳴門

読み方:ケイセイアワノナルト(keiseiawanonaruto)

分野 浄瑠璃

年代 江戸中期

作者 近松半二〔ほか〕


傾城阿波鳴門

(傾城阿波の鳴門 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 16:47 UTC 版)

傾城阿波鳴門』(けいせいあわのなると、傾城阿波の鳴門契情阿波の鳴門とも)は近松半二他合作の浄瑠璃

徳島藩(阿波藩)のお家騒動を題材にした十段の時代物1768年(明和5年)に大坂竹本座で初演。八段目「十郎兵衛内の段」の口(前半)が「巡礼歌の段」として上演されることが多い。

「巡礼歌の段」中で巡礼娘お鶴が語る「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」の台詞が知られる。

題名中の『なると』は門の中に鳴を入れた字(⿵門鳴)でも書かれることがあるが[1]Unicodeに収録されていない字である。

「巡礼歌の段」の場所

「巡礼歌の段」の登場人物

  • お弓:十郎兵衛の妻
  • お鶴:巡礼娘

脚注

注釈

  1. ^ 現在の大阪府大阪市中央区森ノ宮中央二丁目に設定されている。

出典

  1. ^ 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典. “けいせい阿波の鳴戸(けいせい あわのなると)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年2月1日閲覧。

参考文献

  • 2016年「うめだ文楽」パンフレット

関連項目

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