催眠は睡眠と同じように感じるのか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:53 UTC 版)
「催眠」の記事における「催眠は睡眠と同じように感じるのか」の解説
ある程度の深さの催眠状態に誘導されると、思考が一時的に休まる状態、いわゆるぼーっとした状態になる。この状態で何の暗示も与えず放置しておいて「あなたは今何を考えていましたか」と聞いても「何も考えていなかった」と被施術者は答えるだろう。 だからといって、意識が完全に消失しているわけではない。被施術者に「あなたは眠っていましたか」と聞いても「眠っていなかった」と答える。催眠状態は睡眠とは異なる状態であるといえる。 催眠状態を日常の体験に例えるなら睡眠よりも、ある事に熱中しているときなどに起こる、頭の中が空っぽになったような感覚が適当である。催眠は一言の暗示ですぐに覚醒するが、睡眠は暗示を与えてもなかなか覚醒しないことからも、睡眠と催眠の違いが分かる。 実際、睡眠や弛緩といった暗示を与えず覚醒状態のまま催眠状態に導く、覚醒状態催眠が存在する。
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