信頼できない部品群による信頼性の達成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 02:14 UTC 版)
「エンドツーエンド原理」の記事における「信頼できない部品群による信頼性の達成」の解説
1960年代、ポール・バランとドナルド・デービスはARPANET以前のネットワークを研究し、信頼性について後のエンドツーエンド原理に通じるコメントを残している。バランの1964年の論文には次のように記している。 信頼性と誤り率低減は二次的である。いずれにしてもネットワークは重大な障害が起きることを想定して構築しなければならない。強力な誤り訂正手段は既に存在している。(p. 5) 同様にデービスはエンドツーエンドの誤り制御について次のように記している。 ネットワークの全てのユーザーは自ら何らかの誤り制御手段を用意でき、それによってパケット消失を検知できるだろう。したがって、パケット消失が十分稀な現象なら、許容される。(p. 2.3)
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