俗信と民俗学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 00:55 UTC 版)
俗信を研究対象にする学問は民俗学であるが、これらでは科学的な真偽とは別に、人々がどう考えていたか、なぜそう考えられるようになったのか、という態度で捉え人々の心性を明らかにしようと試みる。例えば天狗は一般に山伏への畏怖からくるものとされるがその背景に山上他界に基づく山岳信仰、山人への恐れ、霊魂観(『今昔物語集』では生霊としての天狗が出てくる)などをうかがう事が出来るわけである。また民俗学は普通一国内での研究を指す事が多いが、より広範な世界的観点から扱う学問に文化人類学がある。
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