侵入防止柵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:15 UTC 版)
エゾシカが一定の区画に立ち入れないようにする柵(高さ2.0-2.5m)の設置は一般的によく用いられる手法である。夕張岳では高山植物をエゾシカの食害から保護するために電気柵の設置を試みている。ほかには、エゾシカと車の衝突を防止する目的で、シカ用の横断通路と併用してフェンスが利用される。こうしたフェンス対策は物理的な侵入防止効果のほかに、採食圧や踏圧から生き残った埋土種子による柵内の植生回復が見込める。北海道に設置された対エゾシカ用の侵入防止柵の総延長は、2004年度には3182kmを突破した。
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