佯狂者聖アンドレイとその弟子エピファニイについての伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 04:06 UTC 版)
「生神女庇護祭」の記事における「佯狂者聖アンドレイとその弟子エピファニイについての伝承」の解説
10世紀、東ローマ帝国はイスラーム諸国により度重なる侵略を受けており、コンスタンティノポリスもまた幾度も攻撃を受けていた。 903年、コンスタンティノポリスの一地区にあるヴラヘルネ(Βλαχερναί)で生神女に捧げられた聖堂において、佯狂者(ようきょうしゃ)聖アンドレイと、その弟子エピファニイが祈っている時に、生神女マリヤが諸天使・使徒・諸聖人・諸預言者と共に空中に現れたのを二人が目撃したという。このとき生神女は全世界が救われるように神に祈り、祈っている信徒達をオモフォル(肩衣)を捧げて覆ったと伝えられている。 この奇蹟が二人に現れた事が街に伝えられ、勇気付けられた人々の戦いによってイスラーム軍は退却したという。この奇蹟を記念するのが生神女庇護祭である。
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