佐久市八幡の依田家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 08:03 UTC 版)
佐久市八幡(旧南御牧浅科村)の依田氏は、長野県屈指の地主であり、農地解放が実施されるまで長野県の高額納税者1位の常連であった。八幡の依田氏は、仙右衛門を通称として、遠祖は小諸城主依田氏の庶子の一人であった。小諸城主依田氏が、上州藤岡城主となった際、これに随従せず土着帰農した。元禄15年(1702年)から維新まで小諸城主となった牧野氏から馬上を許され奏者格の格式が与えられた。また依田氏の邸宅にたびたび藩主・牧野氏が立ち寄った(小諸領内旧家録等)。依田仙右衛門家の江戸時代を通じての文書約1万点は、現在早稲田大学図書館に「依田家文書」として保管されている。依田専左衛門家は、専右衛門家の分家である。藩主の国替えに随従しない事を例としていた小諸藩の御城番組の番士(卒族)にも、依田姓が散見される。
※この「佐久市八幡の依田家」の解説は、「依田氏」の解説の一部です。
「佐久市八幡の依田家」を含む「依田氏」の記事については、「依田氏」の概要を参照ください。
- 佐久市八幡の依田家のページへのリンク