住吉公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 18:27 UTC 版)
住吉公園 Sumiyoshi Park |
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汐掛道(住吉大社旧表参道)
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分類 | 都市公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯34度36分44.6秒 東経135度29分18.5秒 / 北緯34.612389度 東経135.488472度座標: 北緯34度36分44.6秒 東経135度29分18.5秒 / 北緯34.612389度 東経135.488472度 |
面積 | 8ha |
開園 | 1873年8月 |
設計者 | 本多静六 [1] |
運営者 | 大阪府都市整備部 |
アクセス | 南海本線住吉大社駅・阪堺電気軌道阪堺線住吉鳥居前停留場など |
事務所 | 住吉公園管理事務所 |
事務所所在地 | 大阪市住之江区浜口東一丁目1-13 |

住吉公園(すみよしこうえん、Sumiyoshi Park)は、大阪府大阪市住之江区浜口東一丁目にある大阪府営公園。
概要
1873年8月に住吉大社の社域全域を公園に指定したことに始まり、1875年11月に住吉大社の馬場だった西側を公園とし、東側の社域と分離した。
公園西側にある住吉高燈籠から公園内を東へ伸びる「汐掛道」は住吉大社の表参道にあたる。公園東側を南北に通る南海本線・紀州街道(阪堺線)をそれぞれ横断して住吉大社の西大鳥居、反橋、角鳥居、幸壽門に至るまで一直線に伸びている。
公園内には運動場、軟式野球場、テニスコート、体育館などがある。
歴史


1873年12月開園の浜寺公園と並んで最も歴史のある大阪府営公園だが、浜寺公園は1881年2月7日に大阪府へ移管されるまで堺県営だったため、大阪府営としての歴史は住吉公園のほうが長い。
1885年に阪堺鉄道(現在の南海本線)が公園東側に、1918年に国道16号(現在の国道26号)が公園西側に敷設され、1924年にかけて国道より西側を廃止するなどの縮小・整備が行われて現在の形になった。この縮小した公園敷地の代替として、1930年10月に住吉第2公園として住之江公園が開設された。
1925年4月1日の大阪市編入以来住吉区に属していたが、1974年7月22日の分増区の際に新設の住之江区に属するようになった。
住吉高燈籠は、鎌倉時代創建の日本最古の灯台とされる。もとは旧海岸線でもある十三間堀川(埋立。現在の阪神高速15号堺線)の東側に位置していたが、1974年に国道26号の西側に場所を移して復元された。2005年に内部を改装し、史料館となっている。一般開放は毎月第1・第3日曜の10時~16時。
また鎌倉時代の元寇の時は、蒙古撃退のための住吉大社による住吉大神への「浜祈祷」は、住吉公園の前に広がっていた住吉の浜で行われた。
交通
脚注
- ^ 日本の公園の父!本多静六が携わった公園特集・株式会社パークフル
参考文献
- 大阪都市協会『住之江区史』住之江区制十周年記念事業実行委員会、1985年。
- 住吉区制七十周年記念事業実行委員会『住吉区史』大阪都市協会、1996年。
外部リンク
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