仲間割れへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 14:32 UTC 版)
「架空請求詐欺仲間割れ殺人事件」の記事における「仲間割れへ」の解説
Sは詐欺が次第に大きくなると、新たなメンバーを加え出した。これは一説に万一摘発を受けた際、自らの罪を軽くするためだったともされているが、Sは詐欺で得た莫大な金の大部分を自らの会社の運営費やテレビ番組のスポンサーになるなど、実業家としての表の顔のために使い込んでいた。そのため、一部の詐欺グループ構成員が次第に自らの待遇などに不満を抱き出した。そして、そのひとり男Aは詐欺グループ構成員の3人と共謀してSを殺害して金を奪うという計画を立てる。 だが、事前に計画を察したSはXや元暴力団員の友人Wらの支持者らと共に2004年10月13日22時20分、JR船橋駅近くでAら4人を襲撃して拉致し、事務所で凄絶なリンチを行なって計画の全貌を吐かせた。そしてSをはじめXやWなどSに近いメンバーの大半を殺害しようと計画していたことが発覚したため逆上し、Aらを徹底的にリンチにかけた後、事務所に監禁した。 Sらは都内の高級ホテルでルームサービスを囲みながら、Wの伝手を頼って暴力団員も巻き込んでのAら4人の殺害を計画。そして10月16日未明から午後にかけてAら4人を殺害し、報酬を渡すことで暴力団員に死体の始末を依頼した。後に2005年6月18日に茨城県小美玉市で4人の遺体が見つかるが、その遺体は脛から下がちぎれているなど凄惨なものだったとされる。
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