仮称零戦五三丙型(A6M6c)
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「零式艦上戦闘機の派生型」の記事における「仮称零戦五三丙型(A6M6c)」の解説
五三丙型は五二丙型のエンジンを水メタノール噴射装置付きの栄三一型に換装し、自動防漏式防弾燃料タンクを装備した型である。雷電と紫電の生産遅延を埋める性能向上型零戦として本命視されていたが、栄三一型及び防弾タンクの開発遅延と1944年10月に生起したレイテ沖海戦に対応するため、零戦の生産は既存の五二丙型に集中することになったことから、開発は一時中止された。完成した五三丙型試作機は1機のみ。その後、開発は再開されたものの量産に移る前に終戦を迎えている。
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