仮想仕事の原理
質点に多くの力F1, F2,… が作用して平衡状態にあるとき F1+F2+…=ΣF=0.したがって、任意の仮想変位δsに対するこれらの仕事の和δWは0となる。
すなわち、δW=ΣF%δs=ΣXδx+ΣYδy+ΣZδz=0.
この仮想変位δsに対する仕事δWを仮想仕事といい、これらを仮想仕事の原理という。簡単にいうと、機構のエネルギが平衡状態にあるとき、Δt時間に機構の各部分がなす仕事量の総和がゼロになるという原理。直動系に関しては仕事量はF(力)×Δy(変位)、トルクに関しては仕事量はT(トルク)×Δγ(角変位)で与えられる。この原理によってカム機構の種類・構成・寸法などが未定でも従節の仕様が定まるとカム軸トルクが求まる。
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