仮想ヌルモデム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/22 14:10 UTC 版)
仮想ヌルモデムは、仮想シリアルポートを用いて2つのコンピューターアプリケーションを直結する通信方法である。ヌルモデムケーブルと異なり、仮想ヌルモデムはコンピューター内でハードウェアヌルモデムをエミュレートするソフトウェアソリューションである。 ハードウェアヌルモデムのすべての機能が仮想ヌルモデムで利用できる。これには以下の利点がある。 より高いシリアルデータ送信速度。制約はコンピューターのパフォーマンスとネットワーク速度のみ。 ローカルネットワークまたはインターネット経由の仮想接続。ケーブル長の制約が緩和される。 実質的に無限個の仮想接続 シリアルケーブルが不要 コンピューターの物理シリアルポートを使用しないこと たとえば、DOSBoxによって昔のDOSゲームで仮想ヌルモデムを使うことができる。 もう1つの一般例は、仮想シリアル制御等、ユーザーアプリケーションに標準ttyインターフェースを提供するUnixの擬似端末 (pty) から成る。このようなptyは、2つ用意した場合、仮想モデム通信路を構成するアプリケーションで簡単に接続できる場合がある。
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