代替建材の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:27 UTC 版)
建て直し時の建築コスト削減のために、トタン屋根やコンクリート建材を導入される辻堂もある。特にコンクリートブロックを導入された辻堂の場合は外観が大きく変わり、元々辻堂であったことが分らなくなるケースもある。前述の菅茶山は鴨方の西山拙斎は懇意な仲であり、この2人が親しんだ辻堂が文献により特定されているが、1984年(昭和59年)にはまだ通常の辻堂の宝形造の四方吹放だったものが、2017年(平成29年)現在は無残なコンクリートブロックの小さな祠となってしまっており、すぐ横にゴミステーションが設置されている有様である。一方で、福山市神辺町徳田の辻堂のようにコンクリート製の小さな建物にされたものが、かつてあったような木製構造の辻堂に復元される事例も知られる。 再建時にコンクリートブロック製になった辻堂。屋根は木製。サイズも縮小された 府中市高木町の辻堂。元々は木製であったが更新時コンクリート製とされた。 補修によってトタン屋根に変更された辻堂 コンクリート製柱とされ、床も省略された辻堂
※この「代替建材の導入」の解説は、「福山藩の辻堂」の解説の一部です。
「代替建材の導入」を含む「福山藩の辻堂」の記事については、「福山藩の辻堂」の概要を参照ください。
- 代替建材の導入のページへのリンク