他流派の伝承上の逸話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 16:56 UTC 版)
鍋島家に伝わる『御流兵法之由諸』では、三厳は不行跡により父宗矩から勘当されたため、一子相伝の秘事は宗矩から鍋島直能に相伝されたとされる。 尾張柳生家に伝わる伝承には謹慎中の三厳が従兄の利厳を頼り、その教えを受けて「ぬけ勝ち」「相裁り」「相架け」の三法を完成させて柳生流の基礎を固め、後に三厳も利厳の息子達を指導したとするものがある(神戸金七『月の抄と尾張柳生』)。また 一刀流の伝書『一刀流三祖伝記』にも、小野忠明と立ち合うも戦わずして負けを悟った三厳が、後日密かに忠明を訪ね教示を受けたとする逸話がある。ただし現存している三厳の著作には尾張柳生および一刀流について言及は無い。
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