他品種群との対比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 10:16 UTC 版)
イネの栽培種にはアフリカイネ (Oryza glaberrima) とアジアイネ (O. sativa) があり、アジアイネにはインディカ (O. sativa subsp. indica) 及びジャポニカ (O. sativa subsp. japonica) の2種類の亜種が含まれる。これらとは別の亜種として扱われることもあったジャバニカは、現在ではジャポニカの変異型として扱うことが多い。この場合、ジャバニカを熱帯ジャポニカ、狭義のジャポニカを温帯ジャポニカと呼称して区別することがある。 ジャポニカとインディカの系統上の分岐は、栽培化以前の7000年以上前とされ、それぞれ独自に野生イネより栽培化されたと考えられている。インディカは一年生野生イネから栽培化されたという説もある。 インディカとジャポニカは、籾の粒型によって分けられるという認知が広く浸透している。ただし実際には、ジャポニカ種には長粒品種と短粒品種が混在しており、短粒品種をジャポニカとする従来の認知は必ずしも正しくない。 日本に稲作が伝来した経緯については、稲作の項を参照のこと。
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