人造真珠
工業的につくられる真珠(パール)の模造品. 人造真珠の核には主に、貝、ガラス、プラスティックの3種があります。 "マジョリカパール (Majorca Pearl)"は貝を核とした精巧な模造真珠として知られています。 人造真珠はフランスで17世紀半ば、ある職人が中空のガラス玉の中に魚のウロコを混ぜた溶液を塗布し、ロウを詰めてつくったのが最初といわれているそうです. これは魚のウロコに含まれるグア二ン結晶というごく薄い板状結晶がある適当な分散状態ではその塗膜が真珠光沢を出すのを利用しています。 現在は魚のウロコから作られるパールエッセンスより、人工パールエッセンスが使用されることの方が多いようです。 日本での人造真珠製造は、明治末期、光珠商であり貿易商であった大井徳次郎氏がフランス製の人造真珠を入手し、その研究を当時の大阪商工陳列所所長であった平賀義美氏に依頼したことに始まるといわれています。 |
関連用語:模造真珠,人工真珠,貝パール,ガラスパール,パール,フェイクパール,プラスチックパール |
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