京都丹後鉄道KTR300形気動車
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京都丹後鉄道KTR300形気動車 | |
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KTR300の重連運用
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基本情報 | |
運用者 | WILLER TRAINS(京都丹後鉄道) |
製造所 | 新潟トランシス |
製造年 | 2019年 - 2022年 |
製造数 | 5両 |
運用開始 | 2019年5月18日 |
主要諸元 | |
編成 | 両運転台付単行車 |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
最高運転速度 | 95 km/h |
起動加速度 | 1.58 km/h/s(0 - 60km/h)[1] |
減速度(常用) | 3.4 km/h/s[1] |
減速度(非常) | 3.4 km/h/s[1] |
車両定員 | 105人(座席41人) |
車両重量 | 33.6 t |
全長 | 18,500 mm |
車体長 | 18,000 mm |
全幅 | 3,160.4 mm(ミラー間) |
車体幅 | 2,800 mm |
全高 | 3,885 mm 4,075.2 mm(無線アンテナ高さ) |
車体高 | 3,660 mm |
床面高さ | 1,150 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 | ボルスタレス空気ばね式 NF01RD(動力)/NF01RT(付随) |
車輪径 | 860 mm |
固定軸距 | 2,100 mm |
動力伝達方式 | 液体式 |
機関 | 小松製作所 SA6D125-HE2 ×1基 |
機関出力 | 257 kW(355 PS) / 2,000 rpm |
変速機 | 日立ニコトランスミッション製 TACN-22-1631 |
変速段 | 変速1段・直結2段 |
制動装置 | 電気指令式空気ブレーキ、排気ブレーキ、直通予備ブレーキ |
保安装置 | ATS-SW |
京都丹後鉄道KTR300形気動車(きょうとたんごてつどうKTR300がたきどうしゃ)は、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)が運用している気動車である[2]。
概要
MF100形・MF200形の後継形式として導入され、2019年5月18日に営業運行を開始した[3]。2022年(令和4年)までに5両が出揃っている[2]。
京都丹後鉄道になってからは初めての新形式であり[3]、北近畿タンゴ鉄道が第一種鉄道事業者だった時代を含めるとKTR8000形以来23年ぶりである。
なお本形式は資産としては北近畿タンゴ鉄道(KTR)が所有している。
構造
車内にはUSB給電可能なUSBポートを備えている[2]。また、車椅子対応の大型トイレも設置されている。
KTR301はその後の投入車両とは違いタイフォン部が見えていたが、2020年末ごろにタイフォン部分が加工され、KTR302以降と同じような顔つきになった。
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KTR302
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車内
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車椅子スペース
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USBポート
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車いす対応のトイレ
運用
本形式は非常時を除き他形式との併結ができないことから、専用の運用が組まれている。2020年3月時点で定期列車での併結運転は行われていなかったが、2021年に303・304が導入されたのと同時に連結運転が開始され、301と302でも連結運転が行われるようになった。
福知山運転所にはトイレの排水処理設備が無いため、設備のある西舞鶴運転所まで回送列車が設定されており、非営業列車ながら西舞鶴駅 - 宮津駅間の宮舞線も走行している。
脚注
- ^ a b c 日本鉄道車輌工業会「車両技術」259号(2020年3月)「WILL TRAINS 京都丹後鉄道 KTR300形気動車」pp.92 - 93。
- ^ a b c “初の耐雪ブレーキ採用 丹鉄に赤鬼モチーフの新造車両”. 両丹日日新聞. 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b “新型車両KTR300形 令和元年5月18日(土)より営業運転開始と出発式実施のお知らせ”. 京都丹後鉄道HP. 2019年5月19日閲覧。
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