交通量の低迷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 00:10 UTC 版)
「香川県道161号高松坂出線」の記事における「交通量の低迷」の解説
しかし開通してみると、実際の交通量は予測段階のそれとは大きく異なっていた。開通初年度早々に1日当たり5626台の予測に対して実際は1611台と出鼻を挫かれると、以降もさぬき浜街道の全通や瀬戸大橋開通など交通量増加を予測していたイベントではいずれも思う程の伸びは実現せず、赤字が続いて債務は130億円にまで累積した。1988年の3月には当時の土木部長が県議会の土木委員会で、計画通りの償還完了が難しい事を初めて認めている。 1988年の瀬戸大橋の開通後は、営業黒字に転じたものの、それでも交通量は予測の4割程度で推移し、管理する道路公社も打つ手ないままその後も時間だけが過ぎた。それに伴い県からの支援も不可欠となり、当初は国や民間の金融機関からも行っていた資金借入を県からのみに借り換えたほか、2003年には県からの道路公社への貸付金71億円を無利子に転換している。
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