二条河原の落書とは? わかりやすく解説

二条河原の落書

(二条河原落書 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 09:05 UTC 版)

二条河原の落書(にじょうがわらのらくしょ)とは、建武の中興で官僚として活躍した人物(太田時連?)が記録した『建武年間記(建武記)』に収録されている文である。88節に渡り、建武の中興当時の混沌とした世相を風刺した七五調の文書。専門家の間でも最高傑作と評価される落書の一つである。建武政権への批判を中心に、連歌田楽茶寄合禅宗律宗なども含め、当時生まれつつあった混沌とした風習・文化を風刺したものである。建武元年(1334年8月成立(建武2年成立を主張する研究者もいる)。


注釈

  1. ^ 田舎から入ってくる美味しい料理・食べ物。
  2. ^ 粗放な風流絵ばさら絵を描いた派手な扇
  3. ^ 大口(下袴の一種)に精好地を用いること。この大口を上の袴を省略して着ることを「ばさら姿」と呼んでいた。
  4. ^ 十種類の茶を飲んで銘柄を当てる「十種茶」と、十種の香を聞いて銘柄を当てる「十種十炷」を掛けたもの。

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