乙原・観海寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 21:24 UTC 版)
観海寺温泉(当時は石垣村)や乙原(おとばる)からの別府湾の展望の素晴らしさは観光客にも広く親しまれ、訪ねる人が後を絶たない。乙原は古くは大友能直が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請した八幡朝見神社の社地があった所。乙原は1929年(昭和4年)に別府遊園(現在のラクテンチ)が出来てからは流川通りからケーブルカーで登れるようになり、春は桜やツツジの名所としても知られている。見渡せる街並みは変わったが、現在でも観海寺温泉やラクテンチからの展望の良さは変わっていない。 乙原の滝はラクテンチのすぐ裏に遊歩道入口があり、そこから15分ほど歩くと着く。観海寺温泉から、景観を楽しみながら山道を歩けばほどなく乙原の滝に着くので、散策コースとしても親しまれていた。落差もあり、近寄ると大変迫力がある。現在は訪れる人も減り遊歩道もやや荒れているが、戦前の一時期は滝壺のすぐ側に休憩所や売店が設けられたこともあった。なお、乙原を音原と表記することもあった。
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