中炮(炮二平五)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:55 UTC 版)
詳細は「中炮局」を参照 古くから採用率のもっとも高い初手であり、当頭炮とも呼ぶ。ECCOによると全体の60%前後を占めている。中炮は炮を中央に振って、敵の守りの要である中央の卒に狙いをつけ、同時に敵の炮による自分の馬への当たりを外して、車が自由に動けるようにしている。黒が放置して中央の卒を取られると、後手は士や象がまったく動けなくなって窮地に陥る。 これに対して後手の指し手にはこちらも炮を中央に振り、中央の卒を取られた時に士で守れるようにする順手炮(または順炮、炮8平5)、逆の炮を中央に振る逆手炮(または列手炮・列炮、炮2平5)、両側の馬を上げて中央の卒を守る屏風馬、両側の馬を上げるがその間に炮(通常は炮8平6)をはさむ反宮馬、片方の馬を端にはねる単提馬(馬2進3、馬8進9) などの防御がある。 なお、中炮より一つ少なく振る(炮二平四)のを「仕角炮」、逆に一つ多く振る(炮二平六)のを「過宮炮」と呼ぶが、初手に指される頻度はあまり高くない。
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