中国の洞簫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 15:16 UTC 版)
中国では今日でも独奏・合奏・歌唱伴奏・地方戯曲や語り物音楽の伴奏などで洞簫は広く使われており、現在の種類としては次の三種が挙げられる。 鳳凰簫 - 管の直径が約2.2センチメートル。6孔。 玉屏簫 - 管の直径が約1.05センチメートル。6孔。節を削った、淡黄色の竹で作られる。西南貴州産のものが知られる。 琴簫(雅簫) - 管の直径が約1.7 - 1.8センチメートル。8孔。紫竹で作られる。 福建の南曲では、尺八のように太い、長さ56センチメートルほどの竹製の洞簫が使われる。 短簫という短いタイプも存在する。これは長さ42センチメートル、前に4孔・後に1孔あり、郷楽および室内楽などの正楽でも使われる。
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