世界のNPOバンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 05:16 UTC 版)
NPOバンクという概念は、現時点では日本独自のものだが、日本以外にも類似の目的・機能を持った金融機関がある。 マイクロクレジット:農民や都市スラム住民などの貧困層に対して少額の資金を融資し経済的自立を図る手法、および融資を行う金融機関。バングラデシュのグラミン銀行やBRACなど、アジア・アフリカなどの貧しい途上国に普及している。 コミュニティ開発金融機関(CDFI):貧困地域の活性化、社会的不利益層の経済的自立を図るため、少額の資金を融資する金融機関。アメリカ、イギリスをはじめ欧米諸国に普及している。 ソーシャルバンク:自然エネルギーや有機農業、障害者雇用など社会的目的の強い事業に融資する銀行。コミュニティ開発機関と異なり、一般市民からの預金を扱うことができる。イギリスのチャリティ銀行やオランダのトリオドス銀行、イタリアの倫理銀行、ドイツのGLSコミュニティ銀行などが知られている。INAISEというネットワークが存在し、年1回総会を行っている。
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