下部中層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/24 23:50 UTC 版)
水深500-1,000mの下部中層は日光がかろうじて届く限界で、体色はほぼ完全に黒色となる。オニハダカ・ミナミオニハダカ・センオニハダカ C. acclinidens・ウスオニハダカ C. pallida など6種が分布する。日本の太平洋岸ではオニハダカが数の上で優勢であるが、ハワイ沖ではウスオニハダカが多くなるなど、海域による住み分けが認められる。体長4cmで成熟、最大体長は6cm程度。産卵は複数回にわたり、卵の数は3,000-4,500個になる。 C. pygmaea は地中海固有のオニハダカ類で、下部中層種としては例外的に早熟し、産卵は1回のみである。上部中層の種類と似ているが、幼形化はしていない。
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