下ヨイチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 08:26 UTC 版)
モイレは和人居住区であり、前浜はニシンの産卵場所、ナマコの生息地である(ナマコは松前藩に納入されていた記録がある)。昭和25年頃まで下ヨイチ運上屋の近くには余市町役場があった。 また、河口付近の対岸にアイヌコタンがあり、大正期までサケ・マス漁をしていた。天明元年の運上金は160両であり、上ヨイチの140両を上回わり、80余りの請負場所の中でも有数の漁場であった。しかしながら明治期末になり、ニシン漁の新漁法(刺し網から建て網・定置網へ移行)が開発され、前浜が広い浜中へと繁栄は移動した。浜中には<カネマタ>猪俣の鰊御殿(後年小樽に移築した銀鱗荘)等が林立しだした。
※この「下ヨイチ」の解説は、「旧下ヨイチ運上家」の解説の一部です。
「下ヨイチ」を含む「旧下ヨイチ運上家」の記事については、「旧下ヨイチ運上家」の概要を参照ください。
- 下ヨイチのページへのリンク