上原小枝
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上原 小枝(うえはら さえ、1909年4月13日 - 1996年8月20日)は、日本の経営者。大正製薬社長、会長を務めた。静岡県下田市出身[1]。
経歴
夫は大正製薬社長、参議院議員などを歴任した上原正吉[2]。正吉との間には実子は無く、そのため実兄の次男である上原昭二を養子に迎えている[3]。
1955年7月に大正製薬取締役に就任し、1962年9月に副社長を経て、1965年6月には社長に就任[1]。1966年9月に副社長、1973年5月に副会長、1981年6月に会長。当時は政治活動等で多忙な正吉に代わり、大正製薬の経営を実質的に采配しており、一部では「ゴッドマザー」とも称された[3]。
1982年6月に取締役相談役に退き、1986年6月には名誉会長に就任[1]。また正吉が1983年に亡くなると、その遺産を元に1985年に上原記念生命科学財団を設立し、初代理事長を務めた[2]。
脚注
- ^ a b c d 人事興信所 1991, う48頁.
- ^ a b 上原正吉と歴代理事長 - 上原記念生命科学財団
- ^ a b 【昨今MBO事情(2)】大正製薬HD、オーナー家の相続税対策が狙い(後) - NetIB-NEWS・2024年2月20日
- ^ 1996年 8月21日 日本経済新聞 朝刊 p35
参考文献
- 人事興信所 編『人事興信録 第36版 上』人事興信所、1991年。
関連項目
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