上のベーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/05 07:59 UTC 版)
上のベーリーは、城の南西の角の、岩場の多い土手の上に当たる。岬で最も高い場所であり、この土手はアーカート最初期の地所となる。中世初期の要塞に特有の、ビトリファイドの資材が土手の斜面で発見され、アルコック教授によって中世初期の要塞の位置が確認された。13世紀には、土手は、デューワードによって建てられた原型の城のモットとなり、現存する壁は当時のシェル・キープ(くぼんだ囲い地)の名残である。これらの遺跡は断片的ではあるが、北と南のシェル・キープに塔が存在したことを示している。 上のベーリーの東壁には水門があり、湖につながっている。隣接した建物は、厩舎だった可能性がある。その南、モットの反対側は、鳩舎(Dovecote)の基礎と、おそらく以前は大きなホールで、のちには鍛冶場として使用されたと思われる13世紀の建物の残骸が少し残されている。 丘からの眺め。中央が跳ね橋のあった場所。右手は門楼の跡。 下のベーリーの様子。門楼(左)、グラント・タワー、ホール(右手)、中央が教会跡。 グラント・タワーからの眺め。前景はホール跡、右上にシェル・キープ。
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