三輪氏系神人部直
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三輪君の祖・大友主命や鴨君の祖・大賀茂都美命と兄弟である田々彦命を祖とし、その子の氐留古乃直が神人部直となった。初期に支族を分岐しており、氐留古乃直の孫である雄略朝の猪子は楉田勝になった。氐留古乃直の四世孫である加留乃直は近江神人部の祖となり、その兄弟の多祁古乃直は用明朝に信乃国に下向し、武水別神社を祭祀したとされる。 多祁古乃直の後裔は埴科郡の郡司氏族として活動し、一族の神人部子忍男の防人歌が『万葉集』二十巻に収録されている。近隣の水内郡には式内社の美和神社が存在し、屋代遺跡群から発掘された木簡にも神人部の氏姓が見える。
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