三角標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:17 UTC 版)
作品中、星々は三角標として表現されている。三角標とは三角測量の際に利用した測標(一時標識)である三角覘標(てんぴょう)のこと。これは三角点を設置する際に測量時の目標物とするためのもので、当時は陸地測量部(国土地理院の前身)が全国の地形図作成に当たって位置の基準とする目的で三角覘標を設置していた。「三角標」は三角覘標から賢治が考えた語とする解釈が一般的である。なお登山家の間では三角覘標を三角標と呼んでいた例があり、賢治の1911年の短歌にも数作品に使用例がある。測量に造詣が深かった賢治は、現代のVERAプロジェクトの到来をイメージしていたのではないかと言われている。
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