丈和の三妙手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 08:02 UTC 版)
赤星因徹(黒)との一局。右辺黒が1,3と形を決めに来たところを白4と内側からスベったのが「第一の妙手」で、手を抜くと内側で生きられるため黒5の備えが省けない。さらに白6と先手で右下を間に合わせたのが「第二の妙手」で、aのキリを狙っているので黒7と備えざるを得ない。白からb,cのキキがあるためこの白の一団は心配がなく、先手で白8と左辺の打ち込みに回った。黒13に対し、頭をぶつけるような白14から形の悪い白16が力強い手で(第三の妙手)、黒の優位を突き崩し逆転に成功した。丈和の読みの深さと強腕を示す手で、後世に「丈和の三妙手」と語り伝えられている。
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