一連の騒動をめぐる背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 22:50 UTC 版)
「3・16声明」の記事における「一連の騒動をめぐる背景」の解説
「2・18声明」に始まる朴議長の翻意騒動の背景として、軍事クーデターを主導した主流派内部の内紛が指摘されている。最高会議内では朴議長の民政参加を支持する佐官級を中心とした強行派と、選挙基盤の不備などを理由に民政参加を支持しない将官級を中心とした穏健派の対立が存在し、対立は共和党の結党過程で最高潮に達した。こうした主流派内部の対立に幻滅した朴議長は民政不参加を表明した「2・18声明」を発表した。これに対し強行派は3月15日の軍人デモなど巻き返しを図り、朴議長を説得して「3・16声明」を発表させ、2・18声明発表から一月も立たないうちに態度変更を行わせた。しかし在野勢力やアメリカの反発を受け、主流派内部の妥協策として「4・8措置」が発表される結果となった。
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