一般化調和数とは? わかりやすく解説

一般化調和数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 06:41 UTC 版)

調和数 (発散列)」の記事における「一般化調和数」の解説

n-番目の m-次一般化調和数 (generalized harmonic number) は H n , m = ∑ k = 1 n 1 k m {\displaystyle H_{n,m}=\sum _{k=1}^{n}{\frac {1}{k^{m}}}} で与えられる。n を無限大飛ばした極限存在するのは m > 1 の時に限られることに注意。一般化調和数を表す記号としてH n , m = H n ( m ) = H m ( n ) . {\displaystyle H_{n,m}=H_{n}^{(m)}=H_{m}(n).} なども使われることがある。なお、m = 1 の場合通常の調和数であり、添字 m を落として H n = ∑ k = 1 n 1 k {\displaystyle H_{n}=\sum _{k=1}^{n}{\frac {1}{k}}} と書く。また、n → ∞ の極限で一般化調和数はリーマンゼータ函数収斂する。つまり lim n → ∞ H n , m = ζ ( m ) {\displaystyle \lim _{n\to \infty }H_{n,m}=\zeta (m)} が成り立つ。一般化調和数はベルヌーイ数調べる際に現れ、またスターリング数調べる際にも現れる。一般化調和数の母函数は ∑ n = 1z n H n , m = Li m ( z ) 1 − z {\displaystyle \sum _{n=1}^{\infty }z^{n}H_{n,m}={\frac {{\mbox{Li}}_{m}(z)}{1-z}}} である。ここで Lim(z) は多重対数函数で |z| < 1 とする。この式で m = 1 としたものは、先に述べた調和数列母函数一致する

※この「一般化調和数」の解説は、「調和数 (発散列)」の解説の一部です。
「一般化調和数」を含む「調和数 (発散列)」の記事については、「調和数 (発散列)」の概要を参照ください。

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