ワーキング・インタレスト
読み方: わーきんぐ いんたれすと
【英】: working interest
【英】: working interest
石油・ガスのリース契約のもとでのオペレーティング・インタレスト(作業利権)であり、ワーキング・インタレストの所有者は、当該土地における鉱物を採収する(探鉱、掘削、生産しその生産物を処分する)排他的な権利を有する。単純な例をあげれば、レッサーが 1/8 ロイヤルティを留保してリースを設定する場合、レッシーはすべての探鉱・開発コストを負担することを条件に生産物の 7/8 を得るワーキング・インタレストを取得する。レッサーは、このようなコストを負担することなく生産物の 1/8 を受け取る。レッシーは自らのワーキング・インタレストを所有したままで、つまり当該土地での操業に対する排他的な権利を所有しながら、そのなかからオーバーライディング・ロイヤルティ、オイル・ペイメント、ネット・プロフィット・インタレストあるいはキャリード・インタレストといったエコノミック・インタレストを切り離してこれを他者に譲渡することができる。この場合、ワーキング・インタレストを持つレッシーの、生産物に対する持分、したがって対象資産からの収入の受取は減少する。またレッシーは対価を得てワーキング・インタレストを第三者にサブリースし、自らはオーバーライディング・ロイヤルティやオイル・ペイメントなどのようなインタレストを留保することもできる。この場合サブリースを受けた者が、当初のレッシーに代わってワーキング・インタレストをもつことになる。レッシーが対価を得てリースを他の者に譲渡し、上記のようなインタレストを全く留保しない場合には、その譲受人がレッシーとなり、ワーキング・インタレストをもつことになる。なお、ワ-キング・インタレスト所有者に帰属する生産物の割合を示すためにネット・リースホールド(net leasehold)という語が用いられることがある。例えば、ロイヤルティが 20 %である場合のネット・リースホールドは 80 %である。 |
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