ワガノワ
ワガノワ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 06:01 UTC 版)
「ワガノワ・バレエ・アカデミー」の記事における「ワガノワ」の解説
アグリッピナ・ワガノワは、現代ロシアのバレエに最も顕著な発展をもたらした人物とされる。ワガノワは1897年に帝室バレエ学校を卒業して帝室バレエ団に入団したが、当時はアンナ・パヴロワやマチルダ・クシェシンスカヤが人気を集めており舞台に恵まれなかったこともあってバレエ教師として身を立てることを決意してロシア革命直前の1916年にダンサーを引退した。革命により帝室バレエ学校が閉鎖されてしまったため、ワガノワは私立のロシア・バレエ学校で教職に就き、1920年にレニングラード州立振付学校として復活した母校に戻った。ワガノワはバレエ教師として大いに名を挙げ、自らが確立した教授法をまとめた著書「クラシックバレエの基礎」が特に有名である。 ワガノワはマリナ・セミョーノワやガリーナ・ウラノワ、イリーナ・コルパコワ、ナタリア・ドゥジンスカヤといったバレエ史に名を残す数々の名ダンサーを育て上げ、その功績が認められてその死から6年後の1957年に校名にワガノワの名が冠せられることになった。校名にはさまざまな表記があるが、英語圏における正式な校名はワガノワ・バレエ・アカデミー(Vaganova Ballet Academy)とされている。
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