ワイルドキャットの開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 06:21 UTC 版)
「ワイルドキャット・カートリッジ」の記事における「ワイルドキャットの開発」の解説
多くの場合、ワイルドキャットは、何らかの方法で性能を変化させた市販の弾薬である。この口径の銃身は、銃身を製造する過程で、ガンスミスが特別な加工をすることによって製造される。通常は、同じメーカーが、弾頭を薬莢にはめ込む道具であるリローディング・ダイスも提供する。カスタム・カートリッジに対応するために銃の銃身を交換する作業には精密な機材が必要なので、ほとんどの場合、ワイルドキャットは銃身のメーカーによって、または、その協力のもとで開発される。ワイルドキャット弾薬は、修正したペアレント・ケース(元にする弾薬の薬莢)と、ガンスミスが提供するワイルドキャット・ダイスを使ってハンドロードされる。通常は、銃身またはダイスのサプライヤーは、弾薬の開発に使用する火薬の種類、装填する量、弾頭の重量などの、基本的なリローディング・データも提供する。このデータは、ハンドロードする人たちが、最初は最小限のロードから始めて、注意深く次第に増やしながら、新しいロードを開発するために使用される。 ワイルドキャットの薬莢とカートリッジは、売られていることもあるが、その場合でも小さなメーカーからだけである。大手のメーカーは、普通はワイルドキャットを製造しない。市場が限られている上に、CIP(英語版)やSAAMI(英語版)による基準が確立していないので、責任問題の懸念があるからである。
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