ロードカー仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 09:27 UTC 版)
「アストンマーティン・ヴァルカン」の記事における「ロードカー仕様」の解説
イギリスのエンジニアリング会社であるRMLグループは、公道を走行できるよう改良を施したヴァルカンのロードカー仕様を発表した。 地上高を確保するために車高を上げ、背面のLEDブレードはプラスチック製のライトハウジングで覆われた。フロントフードにはヘッドライトが新設され、アストンマーティンのデザインスタディにマッチした形状とした。フロントノーズの側面に装備していたカナードは撤去され、スプリッターの長さも短くなっている。 エンジンは排気ガス規制に適合するための改良が加えられたほか、冷却効率を高めるためにサーキット仕様とは異なる冷却システムを搭載する。最高出力はサーキット仕様と同一。トランスミッションではギア比の変更のほか、クラッチもよりミートが容易なものに変更された。足回りではスプリングとダンパーレートが公道走行向けにリセッティングされ、ステアリングのロックトゥロックも大きくなっている。 サーキット仕様のサイドミラーは安全基準に適合しないため、ユニットごとDB11のものに交換された。また、フロントウィンドウにワイパーとウォッシャーが追加された。 リアバンパーはナンバープレートが取り付けられるよう改良された。リアウィングの翼端板にはウインカー用のアンバーライトストリップが新設された。インテリアは視認性を考慮してシートとステアリングが変更された。また、イモビライザーも標準で装備される。
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