レダと白鳥_(ティントレット)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > レダと白鳥_(ティントレット)の意味・解説 

レダと白鳥 (ティントレット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 20:50 UTC 版)

『レダと白鳥』
イタリア語: Leda e il cigno
英語: Leda and the Swan
作者 ティントレット
製作年 1550-1560年ごろ
種類 カンヴァス上に油彩
寸法 167 cm × 221 cm (66 in × 87 in)
所蔵 ウフィツィ美術館フィレンツェ

レダと白鳥』(レダとはくちょう、伊:Leda e il cigno)は、イタリアルネサンスヴェネツィア派の巨匠、ティントレットが1550-1560年ごろに描いたカンヴァス上の油彩画である。現在、フィレンツェウフィツィ美術館に所蔵されている。真筆性に関する疑問は、1988年と1994年の修復によって解消された[1]。美術史家は作品の制作年に関しては一致していないが、ほとんどの場合1550年代の制作としている。これは、『ウルカヌスに驚かされるヴィーナスとマルス』(アルテ・ピナコテーク)と『ヨセフとポティファルの妻』(プラド美術館)と同時期である。『ユーディットとホロフェルネス』(プラド美術館)も以前は同時期の制作とされたが、現在は工房の作品とされている。

18世紀後半、作品はパリオルレアン・コレクションにあったが、その後、ロンドンブリッジ・ウォーター公爵に購入された。1857年にポール・ノートンに購入された後、1895年にアルトゥーロ・デ・ノエ・ウォーカーから現在の所蔵元であるフィレンツェのウフィツィ美術館に最終的に寄贈された[2]。アレッサンドロ・コンティーニ・ボナコッシ・コレクション由来の別のバージョンもウフィツィ美術館が所有しているが、このバージョンは、おそらく本作の原型であった。このバージョンでは左側の召使の部分は後に切断されており、現在は対角線が目立つ正方形の画面である[3]

脚注

  1. ^ Catalogue entry”. 2021年9月14日閲覧。
  2. ^ (イタリア語) Gloria Fossi, Uffizi, Giunti, Firenze 2004. ISBN 88-09-03675-1
  3. ^ ウフィツィ美術館、みすず書房、1994年刊行、162項参照 ISBN 4-622-02709-7 2021年9月14日閲覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  レダと白鳥_(ティントレット)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レダと白鳥_(ティントレット)」の関連用語

レダと白鳥_(ティントレット)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レダと白鳥_(ティントレット)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレダと白鳥 (ティントレット) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS