レダクトンとは? わかりやすく解説

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2-ヒドロキシプロパンジアール

分子式C3H4O3
その他の名称トリオースレダクトン、グルシン酸、グルコースレダクトン、タルトロンアルデヒド、タルトロナール、レダクトン、Reductone、Tartronal、Tartronic aldehyde、Glucic acidTriose reductone、Glucose-reductone、Tartronaldehyde、2-Hydroxypropanedial、Hydroxymalonaldehyde
体系名:2-ヒドロキシプロパンジアール、ヒドロキシマロンアルデヒド


レダクトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 14:36 UTC 版)

レダクトン(Reductone)は、有機化合物の分類の一つである。エンジオール基に隣り合ってカルボニル基が存在するエンジオールである。エンジオール構造は、隣接するカルボニル基の互変異性による共鳴のために安定化している。従って、化学平衡により、ケト形よりもエンジオール形が主にできる[1]

レダクトンは還元剤であり、そのため効率的な抗酸化物質としての効果を持つ。いくつかはかなり強い酸である[2]。例としては、グルシン酸、レダクチン酸、アスコルビン酸等がある。

レダクトン類の例
グルシン酸  レダクチン酸  アスコルビン酸
(ビタミンC)

出典

  1. ^ Schank, Kurt (1972). “Reductones”. Synthesis 1972 (4): 176–90. doi:10.1055/s-1972-21845. 
  2. ^ IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "reductones".


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