ルーン杖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/13 09:27 UTC 版)
ほとんどのルーン魔術は、個別のルーンの一部または全部を刻み込んだ、買うか自分で作るかした物体を所持することを必要とする。これは物理的には杖(スターヴル)として知られるものであるが、実際にはルーンの云わばエネルギーを働かせるためのものである。 魔術杖(アイスランド語: galdrastafir)を所持しつづけた後、血もしくは店で買った染料や塗料で フサルク (Futhark) の個々の文字を赤く染め上げるのが普通である。伝統的な古ノルド文化ではおそらく血でルーンを赤くすることはさほど多くなかったと思われるが、現代ではルーンを染めることも目的を達する必要な手段として受け入れられている。 ルーン魔術において、最終形態での護符を持つという行為によって、その杖固有の「ルーンの力」"the rune might" を形体の世界に作用させるという目的が果たされる。自分で作ったルーンを目的を持って使用し、その効果に満足したことを認めた後、燃やすなど何らかの方法で護符を廃棄するのが普通である。
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