リードのチューニングについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:17 UTC 版)
「アコーディオン」の記事における「リードのチューニングについて」の解説
アコーディオンの複数のリードを同時に鳴らす場合、それぞれのリードの音程のあわせかたによって音色の印象はがらりと変わる。主に以下の4種類がある。 ドライ・チューニング - MM(ヴァイオリン・トーン)でそれぞれのリードの音高をぴったり一致させると「乾いた」音色になる。アイルランドの伝統音楽やケイジャン音楽のアコーディオンで好まれる傾向がある。 ウェット・チューニング - 「トレモロ・チューニング」とも言う。MMやMMM(ミュゼット・トーン)等でそれぞれのリードの音程を故意に微妙にずらすことでシャリシャリとした独特の「うなり」のある「濡れた」音色になる。フランスのミュゼット音楽や、日本の演歌などのアコーディオンでよく使われる。 スイング(Swing)・チューニング - 上記のドライとウェットの中間。 オクターブ・チューニング - HM(オーボエ・トーン)やML(バンドネオン・トーン)など、複数のリードをオクターブ違いの音高にして重厚感を出したチューニング。
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