ラ・ヴィヴァンディエール・パ・ド・シス
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「アルテュール・サン=レオン」の記事における「ラ・ヴィヴァンディエール・パ・ド・シス」の解説
1848年、サン=レオンは1846年に制作したバレエ『ラ・ヴィヴァンディエール』のパ・ド・シスを記譜した。この舞踊譜はパリ・オペラ座のアーカイブに保存され、1975年にダンス記譜法の専門家アン・ハッチンソン・ゲストとバレエマスターのピエール・ラコットがジョフリー・バレエのためにサン=レオンの振付とチェーザレ・プーニの音楽を再構築した。ラコットは1978年に『ラ・ヴィヴァンディエール』をレパートリーとして維持(ただし、マリウス・プティパの改訂振付による『マルキテンカ』としてであり、サン=レオンの原振付は失われている)していたキーロフ・バレエでこのパ・ド・シスを上演した。以来、このパ・ド・シスは世界中の数々のバレエ団で上演されるようになり、ラ・ヴィヴァンディエール・パ・ド・シス、ロシアではマルキテンカ・パ・ド・シスと呼ばれている。このパ・ド・シスは、サン=レオンによる振付で唯一現在まで残っているものである(代表作の『コッペリア』も、現在上演されているのはマリウス・プティパがロシア帝室バレエで蘇演するにあたって振付を改訂したもので、原振付とは異なっている)。
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