「ラヴ・ノー・リミット 」(Love No Limit )はメアリー・J. ブライジ のシングル。デビュー・アルバム『ホワッツ・ザ・411? 』(What's the 411? )からの5枚目のシングルとして1993年 5月に発売され[ 1] [ 注釈 1] 、6月5日付のビルボード ・R&Bチャートで5位を記録した[ 2] [ 3] [ 1] 。
作詞はケニー・グリーン(英語版 ) 、作曲はデイヴ"ジャム" ホール により、アルバムの曲の中で最後に制作された[ 1] 。サラ・ヴォーン やエラ・フィッツジェラルド のような古典派のジャズ が好きだったデイヴ"ジャム" ホールは、他の収録曲とは異なるジャズ調のサウンドに仕上げ、同じくジャズを好むメアリーのアルト・ボイスがさらに低めに響くナンバーとなっている[ 4] [ 1] 。ダディ・O(英語版 ) がプロデュース参加した後述のリミックス・バージョンは打って変わってファンク なリズムのアレンジとなっていて、2種類の聴き比べの楽しさが味わえる楽曲である[ 4] 。
リミックス・バージョン
1993年12月にリリースの『ホワッツ・ザ・411? リミックス 』(What's the 411? Remix )に収録された再プロデュースともいえるリミックス・バージョンは、パフ・ダディことショーン・パフィ・コムズ とダディ・O(英語版 ) のプロデュースにより、フィーチャリング・イントロMCにキッド・カプリ を迎え、ニューヨーク市のザ・ヒット・ファクトリー スタジオでレコーディングされた[ 4] [ 5] 。
サンプリングは、ケニー・バーク(英語版 ) の1982年のヒット曲「ライジン・トゥ・ザ・トップ」(Risin' to the Top ) を基調としており、ファンクな好ナンバーに仕上がっている[ 4] [ 5] 。ライヴではこのリミックス・バージョンがよく歌われ、『ホワッツ・ザ・411? リミックス』の中でも最も高い評判を呼んだ人気の曲である[ 4] 。
「ラヴ・ノー・リミット」のミュージック・ビデオは、ミリセント・シェルトン(英語版 ) 監督によるモノクロ映像で、映画俳優デビュー前のアドウェール・アキノエ=アグバエ が出演している。
チャート記録
週間
年間
他の楽曲へのサンプリング
原曲
マッド・ライオン(英語版 ) の「ショット・トゥ・キル」(Shoot To Kill ) - 1994年
フージーズ の「フー・ジー・ラ」(Fu-Gee-La )のNorth Side Mix・バージョン - 1995年
リミックス・バージョン
脚注
注釈
出典
参考資料
ホワッツ・ザ・411? (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター株式会社 . 1992. UPTD-10681。 - 輸入盤
ホワッツ・ザ・411? リミックス (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター株式会社. 1993. MVCM-433。
マイ・ライフ (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター株式会社. 1994. MVCM-496。
ザ・ツアー (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター株式会社. 1998. MCAD-11848。 - 輸入盤
メアリー (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社 . 1999. MVCA-24168。
リフレクションズ~ア・レトロスペクティブ (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社. 2006. UICF-1083。
外部リンク
アルバム
スタジオ・アルバム
企画アルバム・ベストアルバム
サウンドトラック・アルバム
ライブ・アルバム
『ザ・ツアー』(The Tour )
『マイ・コレクション・オブ・ラヴ・ソングス』(My Collection of Love Songs (Live) )
カテゴリ
シングル
スタジオ・アルバム収録 (■印はシングルカットでない チャートイン曲 ◎印はサントラ提供曲)
アルバム未収録
企画・ベストアルバム収録 (◎印はサントラ提供曲)
サウンドトラック収録
カテゴリ
参加楽曲
サントラ曲・トリビュート曲 ★印はシングルあり ☆印は自作アルバム収録あり(括弧内は映画・ドラマ名)
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
「キャント・ビー・ライフ」(Can't Be Life) (『ボディカメラ 』)
「イッツ・オール・ラヴ with ジャスティン・ティンバーレイク 、アンダーソン・パーク 、ジョージ・クリントン 」(It's All Love with Justin Timberlake , Anderson .Paak , George Clinton ) (『トロールズ ミュージック★パワー 』)
「ジャスト・シング with ジャスティン・ティンバーレイク、アンダーソン・パーク、キーナン・トンプソン 、ケリー・クラークソン 」(Just Sing with Justin Timberlake, Anderson .Paak, Kenan Thompson , Kelly Clarkson ) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「アトミック・ドッグ ワールドツアー・リミックス withジョージ・クリントン、パーラメント/ファンカデリック(英語版 ) 、アンダーソン・パーク」(Atomic Dog World Tour Remix with George Clinton, Parliament-Funkadelic , Anderson .Paak) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「イッツ・オール・ラヴ (ヒストリー・オブ・ファンク) withアンダーソン・パーク、ジョージ・クリントン」(It's All Love (History of Funk) with Anderson .Paak, George Clinton) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「ジャスト・シング (トロールズ・ワールドツアー) with ジャスティン・ティンバーレイク、アナ・ケンドリック 、アンダーソン・パーク、ケリー・クラークソン、キーナン・トンプソン、ジェームズ・コーデン 、レイチェル・ブルーム(英語版 ) 、アンソニー・ラモス 、Red Velvet 、アイコナ・ポップ 、サム・ロックウェル 」(Just Sing (Trolls World Tour) with Justin Timberlake, Anna Kendrick , Anderson .Paak, Kelly Clarkson, Kenan Thompson, James Corden , Rachel Bloom , Anthony Ramos , Red Velvet , Icona Pop , Sam Rockwell ) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「シー・ホワット・ユーヴ・ダン」(See What You've Done) (『Belly Of The Beast 』)
「ウェン・アイ・キャント・ドゥ・ベター」(When I Can't Do Better) (『The Color Purple 』)
客演(フィーチャリング)曲 ★印はシングルあり ☆印は自作アルバム収録あり(括弧内は共演者と収録アルバム)
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
カテゴリ
コンサート・ツアー
自伝映画
関連楽曲