ラヴ・パレード (1929年の映画)とは? わかりやすく解説

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ラヴ・パレード (1929年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 07:46 UTC 版)

ラヴ・パレード
The Love Parade
ポスター(1929)
監督 エルンスト・ルビッチ
脚本 ガイ・ボルトン
エルネスト・ヴァイダ
原作 ジュール・シャンセル
レオン・ザンロフ
製作 エルンスト・ルビッチ
製作総指揮 ジェシー・L・ラスキー
アドルフ・ズーカー
出演者 モーリス・シュヴァリエ
ジャネット・マクドナルド
撮影 ヴィクター・ミルナー
編集 メリル・G・ホワイト
配給 パラマウント映画
公開 1929年11月19日
1930年9月
上映時間 107分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
フランス語
製作費 約650,000ドル
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ラヴ・パレード』(原題: The Love Parade)は、1929年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。

概要

フランスのジュール・シャンセルとレオン・ザンロフの戯曲『女王の夫』に基づいており、エルンスト・ルビッチが監督、モーリス・シュヴァリエジャネット・マクドナルドが主演した。マクドナルドは本作が映画初出演であった。 エルンスト・ルビッチにとって最初のトーキーであるこの作品でオペレッタふうのミュージカルを試みた。[1] 30年度キネマ旬報優秀映画投票・発声映画2位。

ストーリー

ヨーロッパの架空の国・シルヴァニアは平和だったが、たった一つだけ悩みがあった。それは、ルイズ女王がいまだ独身であることだった。あるとき、パリに派遣されていたアルフレッド・ルナール伯爵が女性問題を起こして帰国した。伯爵が帰国後におとがめを受けているうちに、二人は惹かれあい、結婚に至った。だが、伯爵には国王としての権限がなく、不満を持つようになっていった。

キャスト

スタッフ

  • 監督/製作:エルンスト・ルビッチ
  • 製作総指揮:ジェシー・L・ラスキーアドルフ・ズーカー
  • 脚本:ガイ・ボルトン、エルネスト・ヴァイダ
  • 撮影:ヴィクター・ミルナー
  • 編集・メリル・G・ホワイト
  • 美術:ハンス・ドライアー
  • 衣装:トラヴィス・バントン

製作

主演は「レヴューの巴里っ子」でアメリカ映画に初登場したパリ渡来のモーリス・シュヴァリエと、ミュージカルの舞台から招かれたジャネット・マクドナルド。 イギリスの映画界で知られたルピノ・レインと、歌える若手女優としてリリアン・ロスが出演。リリアン・ロスはこの作品の後、トーキー初期の幾本かに出演したあとアルコール中毒になり、後年書いた自伝を書いて、スーザン・ヘイワード主演の「明日泣く」として映画化された。 また劇場の観客役の中には、やがて人気を爆発させるジーン・ハーロウがエキストラとして参加している。 [1]

受賞

この映画は受賞はしなかったが、アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞、美術賞、録音賞の6つの部門にノミネートされた。

脚注

  1. ^ a b 双葉十三郎『映画史上ベスト200シリーズ・アメリカ映画200』、キネマ旬報社刊、1992年5月30日発行(82-83ページ)

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