ラスタファリアニズムとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 10:05 UTC 版)
「マーカス・ガーベイ」の記事における「ラスタファリアニズムとの関係」の解説
ラスタファリ運動においては、マーカス・ガーベイを予言者と位置づけ、ヨハネの生まれ変わりであるとさえ信じられている。これは、1920年代にマーカス・ガーベイが「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い」という声明を発表したためである。1930年、エチオピア皇帝にハイレ・セラシエ1世が戴冠したときに、マーカス・ガーベイの予言が的中したと考えられた。初期のラスタファリアニズムは、マーカス・ガーベイのアフリカ回帰運動を元に形成された。マーカス・ガーベイの信念はラスタファリアニズムに大きな影響をあたえ、レゲエの重要なテーマのひとつとなっている(例えばバーニング・スピアのアルバム「マーカス・ガーベイ」など)。 しかし、マーカス・ガーベイ自身はラスタファリアニズムと同調することは一度もなかった。そればかりか、第二次世界大戦前のエチオピアの侵攻について、ハイレ・セラシエ1世に対して批判的でさえあった。
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