ラグサ共和国との同盟関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 19:36 UTC 版)
「アンコーナ共和国 (11-16世紀)」の記事における「ラグサ共和国との同盟関係」の解説
アンコーナ共和国とラグサ共和国は、同じアドリア海のヴェネツィア共和国と商業的に激しく争っていた。両者の間で戦闘が起きることもあった。大きな軍事力と経済力を有するヴェネツィアは、アドリア海に他の海洋都市が存在するのを好ましく思っていなかった。アドリア海沿いのいくつかの都市はヴェネツィアの支配下に入ったが、アンコーナとラグサは独立を保った。両共和国は、ヴェネツィアの脅威に対抗するため幾重にもわたる同盟関係を結んでいた。 ヴェネツィアは1205年にラグサを征服したが、ラグサは1382年にハンガリー王国に貢納することで事実上の独立を勝ち取り、モハーチの戦いでハンガリーが滅びてからはオスマン帝国に貢納した。この後期ラグサ共和国も、アンコーナとのかつての同盟関係を結びなおした。
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