ヨーイング共振周波数
クルマが操舵や外乱によって周期的な横力入力を加えられたとき、ヨーレートの共振を起こす周波数をいう。クルマは旋回挙動を起こすと復元力を発揮するようにつくられているため、ヨー慣性モーメントとばねマス系を形成して固有振動数をもち、これに等しい周波数の入力を与えると、共振する。アンダーステア特性が強いほど明確になる傾向があり、ニュートラルステアやオーバーステアのクルマでは明らかでない。乗用車では1~1.5Hz付近にあるものが多く、車速によって変化する。一般に共振周波数の高いほうが運動性能は高く、ピークは適度にあるほうが応答感はいいとされる。コーナリングパワーの向上は共振周波数のアップに有効である。一方4WSでは、ある程度自由に設定することができる。
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