ヨハン・バプティスト・シェンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/18 05:51 UTC 版)
ヨハン・バプティスト・シェンク Johann Baptist Schenk |
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基本情報 | |
生誕 | 1753年11月30日 |
出身地 | ![]() ![]() |
死没 | 1836年12月29日(83歳没)![]() |
職業 | 作曲家 |
ヨハン・バプティスト・シェンク(ドイツ語: Johann Baptist Schenk、1753年11月30日 - 1836年12月29日)は、オーストリアの作曲家である。現在ではベートーヴェンの師として知られている程度であるが、生前は高名な音楽家であった。
生涯
神聖ローマ帝国時代のウィーナー・ノイシュタットに生まれる。
- ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルに師事。
- 1785年、オペラの作曲家として独立。
- 1793年、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンに数か月間対位法を教える。
作品
ほか。
ベートーヴェンとの関係
故郷ボンを離れウィーンへ留学に来ていたベートーヴェンは、ハイドンに作曲を師事した[1]。しかし、ハイドンはイギリス訪問による成功で多忙を極め、ベートーヴェンに作曲を教える時間がなく、教えるという気持ちもなかった[1][注釈 1]。
そこでベートーヴェンは、ハイドンには内緒で別の人物に作曲を習うことを決め、1793年頃からシェンクに師事し、フックスの『パルナッソス山への階梯』などを元に対位法を学んだ[3]。しかし、ベートーヴェンはシェンクに師事する必要が無くなったと判断すると、今度は当時高名な理論家、教師であったアルブレヒツベルガーの下で、より高度な対位法を学ぶこととなる[3]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b ロックウッド 2010, pp. 113–114.
- ^ ロックウッド 2010, pp. 114, 741.
- ^ a b ロックウッド 2010, pp. 114.
参考文献
- ルイス・ロックウッド『ベートーヴェン 音楽と生涯』土本英三郎・藤本一子[監訳]、沼口隆・堀朋平[訳]、春秋社、2010年11月30日。ISBN 978-4-393-93170-7。
外部リンク
固有名詞の分類
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