ヨハネス・ケプラー_(ATV)とは? わかりやすく解説

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ヨハネス・ケプラー (ATV)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 20:16 UTC 版)

ヨハネス・ケプラー
ATV-002
ISSに接近するATV-002
種類 ATV
所属 ESA
宇宙ステーション ISS
主契約者 EADSアストリアム (主)
タレス・アレーニア・スペース
アリアンスペース (LSP)
ロケット アリアン5ES
射場 ギアナ宇宙センター ELA-3
打上げ日 2011年2月16日
21:50 (UTC)
18:50 (現地時間)
ドッキング
ドッキングポート ズヴェズダ Aft
ドッキング日時 2011年2月24日
9:59 UTC
アンドッキング日時 2011年6月20日
軌道
種類 LEO
軌道傾斜角 51.6°
重量
合計 20,000 kg (44,000 lb)

ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler[1]ATV-002)は欧州補給機(ATV)の2号機。ドイツの天文学者、ヨハネス・ケプラーに因んで2009年2月19日に命名された[1]

打ち上げは元々2010年12月に予定されていたが、商業衛星打ち上げとの影響などで翌年2月15日午後7時13分(UTC:以下特に記入なき限り同様)に延期がなされ、この延期による影響でアメリカ航空宇宙局(NASA)はスペースシャトルエンデバーSTS-134)の打ち上げを延期することとなった。アリアンロケットのトラブル(推進薬の流量データにエラーの可能性)により、さらに1日延期が決まり、2011年2月16日午後6時50分にギアナ宇宙センターからアリアン5ESによって打上げられた[2]。打上げはアリアンスペース社が担当した。

2011年2月24日午前9時59分に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングし、燃料・水・空気・ドライカーゴなど計7トンをISSに無事届けた。その後、リブースト(スラスタ噴射は3分18秒)を実行しISSの軌道を0.86km上昇させ、次回のソユーズ宇宙船の運用(24Sの帰還と26Sの到着)に適した軌道にISSを押し上げた。また6月にも3回の大きなリブーストを行い、ISSの高度を約340kmから約380kmへと上昇させた[3]。ATV-2はISSの不要物資を積んで6月20日にISSを離れ、6月21日に大気圏へ再突入して廃棄された。

参考文献

  1. ^ a b Second ATV named after Johannes Kepler”. ESA (2009年2月19日). 2010年7月16日閲覧。
  2. ^ http://www.nasa.gov/mission_pages/station/structure/iss_manifest.html
  3. ^ ATV-2 ヨハネス・ケプラー、"ビッグブースト"を完了”. Космоград (2011年6月19日). 2011年11月7日閲覧。

関連項目

外部リンク


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