ユダヤ教における預言者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 08:13 UTC 版)
旧約聖書では、神がかり状態の中で幻を見てそれを伝えるシャーマンのような見者(けんじゃ、ローエー rō,eh)と、神のことばを語る預言者(ナービー nābî)とは区別されるが、これらも必ずしも明瞭に区別されているわけではない。 ユダヤ教のトーラーでは「偽預言者(英語版)」の話題が扱われている(申命記13章2-6、18章20-22)。預言者である以上は、語られたことが必ず成就することが正当性を示す基準であり、旧約時代には偽預言者は死罪とみなされていた。 ディアスポラ後のユダヤ教徒たちは、70年にエルサレム神殿が破壊されて以来、預言者はユダヤの民に下されなくなったのだと考え、この世に預言者がなくなれば、神との契約は更新されることはありえないとする。[要出典]ユダヤ教徒はモーセと神の「旧い契約」に対し、キリスト教が神と結んだ「新しい契約」と主張する新約聖書の内容を認めていない。
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