モノクローナル抗体
【概要】 Bリンパ球が成熟したものが形質細胞。癌化した形質細胞を骨髄腫細胞という。骨髄腫細胞はある抗原の1ケ所にだけ反応する1種類の抗体だけをたくさん作る。特定の抗原でマウスのB細胞を免疫刺激して、別なマウスの骨髄腫細胞を融合させると、その抗原だけに反応する抗体が得られる。これをモノクローナル抗体という。
【詳しく】 モノクローナル抗体は特定の物質を固定して分離したり、染め分けたり、測定したりすることに利用できる。基礎研究である物質の働きを抑えるのに使ったり、凝固因子製剤の製造、CD4などリンパ球の分類、HIV抗原の測定などに利用されている。さらに最近はリツキシマブのような治療薬としての開発が進んでいる。

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